2013/01/01

Lifeメール「こじらせ女子消費は、こじらせ女子ワナビーを幸せにするのでしょうか」

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文化系トークラジオLIfe 2012年12月放送 文化系大忘年会
メールテーマ:2012年、今年いちばん気になった文化系トピックは何ですか?
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私の2012年いちばん気になった文化系トピックは、「こじらせ女子」です。
雨宮まみ、峰なゆか、犬山紙子といった方々が「モテ」や「キラキラした私」ではなく、「異性の前で素直に女子を演じられない私」「サブカルにどっぷりで世間からズレてる私」を語る姿が支持されているようで、すっかりいちジャンルとして定着したように思います。

AMをこまめにチェックするくらい「こじらせ女子」は大好きなのですが、一つ気になっている事があります。
『こじらせ女子消費は、こじらせ女子ワナビーを幸せにするのでしょうか。』
例として挙げた人たちは特別な人です。仕事はバリバリできて、サブカル方面に造詣が深く、美人。
ほとんどの人は内面化した「女性らしさ」を振り切って「こじらせ女子」で居続けられる程強くはないので、最終的には「恋愛・結婚・子供」といった社会的に重要とされている価値観に回収されるでしょう。「そうあるべき(と刷り込まれている)女性像」と「本当の自分」の間で苦しむ事になり、短期的には希望となっても長期的には不幸になるだけなのでは?と思わずにはいられません。

こじらせ女子界のスター達にそんな気がない事は百も承知なのですが、安易に独立を煽るノマド教祖とノマドワナビーの構図にどうしてもダブって見えるのです。

ツッコミ役が不在なのは、やはり「こじらせ女子」を批判すると全方位を敵に回す事になるからでしょうか。
2013年は、女子論壇のしがらみに縛られず「こじらせ女子」をバッサバッサ斬り捨てる強い女性論客の登場を望みます。

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