2012/10/30

Life感想戦「うれしはずかし文化的初体験」その2(2012/10)

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【古参はめんどくさいという話】

黒幕の「SNSが正しい中二病生活を阻害する」という話で思い出したのは、このネタツイート。

"JOJOはにわか知識で語っても笑って突っ込んで貰える。ガンダムはにわか知識で語ると重箱の隅までつつかれて面倒この上ない。ファイブスター物語はにわか知識で語ると相手が「あれそんな設定あったのか…」と困り顔で資料を漁りだす。ボトムズをにわか知識で語ると右肩を赤く塗られる。"@averadehttp://topsy.com/twitter.com/averade/status/220783177835360256

特にガンダムおたくのウザさは群を抜いていて、どのアニメの話でもガンダム語りからスタートするover40の方々は本当にどうにかならないものかと思う。同世代だからといって全員がガンダムを観てる訳ではないし、いわんや若者をや。
(伏線張りすぎ、話広がりすぎで収拾がつかなくなっているFSSファンは置いておくとして)JOJOファンには「素晴らしい荒木飛呂彦作品を多くの人に理解して欲しい」という作品愛を感じるのに対して、ガンダムファンには「俺ってすごい」的な自己愛の強さしか感じないというかなんというか。

古参がうるさいから気軽に発言できない問題、更にはウザい古参が絡んでくるかもしれないから、先回りして発言するのやめておこうというのはとてもよく分かる。面と向かって話していれば年齢もわかるので「高校生くらいだとまあ生意気なこと言うもんだよな。うむうむ。俺はもっとひどかった。」って感じで大人な対応もできるけど、ソーシャルメディアだとその辺フラットになるので、ムカッときて脊髄反射で論破してブロックした後に「あー高校生だったかー」みたいなことになりがち。(東さんはプロフィール確認した上で晒し上げてブロックしてるけど)
常見さんは「我々大人がしっかり受け止める余裕を持つべきなのでは」と言っていたけど、SNS時代で状況が変わったことを考えると難しいなと思う。(ネットで簡単にある程度詳しくなれる、誰でも手軽に発信できて目にする可能性が高くなるとか)

ちょっと話がそれるけど、少し前にこんなツイート(下記)がバズっていて「歴史を正しく学び、ハイコンテクストな作品を理解できる俺こそ正義!」みたいな老人がはびこるインターネッツは本気でやだなーと思いました。もし実際そうなったら「ところ構わず議論を吹っかける老人からはパソコンを取り上げてもよい」という法律を作って取り締まるべきだと思います。

"ネットバトルがメジャーになり、「定年後はインターネットで見ず知らずの人達と論争するのが日々の楽しみですね。議論に負けたくないから勉強も捗りますし、いけ好かないやつに出くわすとナニクソという気持ちでいっぱいで、ボケてるヒマなんて無いですよハッハ」みたいな老人が大量に出現する近未来"@denjirouhttps://twitter.com/denzirou2/status/261797212659544065

「SNS時代の中二病考」みたいな事は全然考えたことなかったので、目からウロコだったし、著名人にブロックされる前に先にブロックしている中二の話とか、「中二病を理解している俺ってすごいという中二病」って風に果てしなくメタ視点になるという話も面白かった。

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