2012/02/24

2011年を振返って。

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One more thing

去年の僕は、Macとか、iPhoneとか、いわゆるITっぽいことが好きなただの若者だった。
(今でもそれは変わらないけど)
最近は写真撮影をしたり、デザイナーらしき仕事をちょこちょこと頼まれるようになった。
ちょっとした事かもしれないけど、ただの若者にとっては大きな変化だ。
今年も残り一日となった所で、なんでそうなったのかを振り返ってみようと思う。

apple製品が好きだから言う訳ではないけれど、大切なのは「One more thing」だと思う。
頼まれただけじゃなくて、もう一歩踏み込んでやってみること。
写真撮影やデザインをすることになったのは、
大好きなよーこさんがデザイナーだったからというのも大きな理由だけど、きっかけは実は市橋さんだった。
あれから全てが始まったんだ。


2011年2月19日、青木さんの送別会を兼ねたワイン会の直前に市橋さんから電話がかかってきた。
内容は「送別会のカメラマンをして欲しい」というものだった。
家にあったNikonのコンデジを持ってWiRE:Dへ行き、みんなの楽しそうな姿を写真に収めた。
Appleのサイトからお試し版のApertureをダウンロードして、露出アンダーでノイズの入った写真をレタッチして、スライドショーを作った。
手軽に本に出来るサービスを見つけたので、PhotoBooKも作って青木さんとWiRE:Dに贈った。
テンプレートに写真を配置しただけのものだったけど、みんなにスゴイと言われ、青木さんはとても喜んでくれた。

みんなに喜んでもらえたのが嬉しかったのと、
単純にモノを作るのが楽しくて、3月4日の由紀子さんのフラメンコショーのカメラマンに名乗りを上げた。

どうせやるなら綺麗に撮りたいと思い、
レンタルショップでデジタル一眼レフカメラを借りた。
前日の晩に手元に届いてあわてて操作方法を覚え、F値がどうとかISO感度がどうとかを斜め読みして当日を迎えた。
デジタル一眼レフカメラを片手に現れた僕を見た由紀子さんは驚いた事だろう(笑)
撮影を終えて「初めてにしては悪くなかったかな」と思いながらMacを起動した。
既にお試し期間は終了していたので、高けーよ。と思いながら、app storeからapertureを購入したのだった。

その後カメラが欲しくなってしまって、
ボーナスが出たのをいいことに、NikonのD7000を買った。
SDカードやらカメラバッグやらと買っているうちに、20万円近い出費になってしまった。
別に写真が好きなわけでもないのによく買ったなと、我ながら思う。
次に頼まれるかも決まってなかったのに。

6月12日のフラメンコ教室発表会では、写真ではなく動画撮影を頼まれた。
3月のショーの写真をスライドショーにしてライブ前に流すことを提案した所、
驚くほど好評でびっくりしたのを覚えている。
撮影した動画は編集してDVDにして渡した。
おまけとしてみんなの感想を入れたら、
「俺のコメントはなくてもよかった」と旦那さんに怒られたりした(笑)
映画の予告編調に編集した短編動画も好評だった。

その後
8月7日のフラメンコショー、
9月24日のシャンソンショー、
11月3日のフラメンコ×シャンソンコラボレーションライブ、
とカメラマンをさせてもらった。
写真が上手くなっている実感はまるでないけど、出演者が喜んでくれているのでそれでいいんだと思う。

11月3日のコラボレーションライブでは、なんとフライヤー制作も頼まれまた。
illustratorの使い方を覚える暇がなかったのでPagesで作ったけど、
いつもより立派な物ができたと喜んでもらえた。



・・・とまあこれが僕の一年間だ。

きっかけを与えてくれた市橋さんにはとても感謝しているし、
僕を信頼して仕事をお願いしてくれる友人たちにもとても感謝している。
もちろん、よーこさんをはじめ他のWiRE:Dの仲間にも。



ちょっと話はかわるけど、以前こんなコラムを読んだ。


「ある事」に気をつけてみると自分の強みが簡単に分かる


毎日のように、人は行動を通して自分の強みを周囲に証明しているようなものです。
周りの人は、あなたが本当に得意なことに気付いています。
★ 誰かがあなたに助けを求める時、その求められていることこそが、あなたの強みなのです。

例えば、あなたが交渉上手な人であれば、交渉する場面での助けの依頼が届くはずですし、
あなたが文章を書くのが上手な人であれば、何かを書く助けが必要な時に声がかかるはずです。
他人が自分に要求することに気を付けていれば、自分の強みがすぐに分かるようになります。


ちょうどその頃、行きつけのBar WiRE:Dについて
「ここに来る人はそれぞれ得意な事がある。
歌手・作曲家・ダンサー・占い師・料理人・バイク屋・鳶職・看護師・自動車整備技師・ペンキ屋・花屋・手裏剣家・バッカス博士・・・
さて、自分は何の役に立つ事ができるだろうか?」
なんて事を考えていたので、このコラムはまさにタイムリーだった。


「なるほど!」と思うと同時に、
「確かにその通りだけど、助けなんて求められるのか?
そんな人に役に立つ「得意な事」があったっけ?」
とも思って頭の片隅に追いやっていた。

今になって一年を振り返ってみると、
まさにこのコラムに書いてある通りの事が起こっていた。
最初に思った「なるほど!」が正解で、
自分では大して役に立たないと思っていた「ITっぽいこと」は他の人にはない強みだったのだった。

WiRE:DにはいつもiPhoneやiPadを持っていっていたし、
FacebookがどうTwitterがどうみたいな話ばかりしていたから
「送別会のカメラマン」というきっかけをもらう事ができた。

そして
PhotoBookの制作、レンタルのデジタル一眼レフカメラ、予告編調のおまけ動画
など、ちょっとした事 をもう一歩踏み込んでやったから続けて頼んでくれたんじゃないかなと思っている。
もちろんそんな理由は後付けで、
単に「仲間を喜ばせたい」「どうせならいい物を作りたい」というサービス精神だったんだけど。

実は
来年2月18日のフラメンコ×シャンソンコラボレーションライブの、フライヤー制作・写真撮影・ビデオ撮影も引き続き依頼してもらっていて、
今度はillustrator,photoshopの使い方もバッチリ?勉強して作っている。
ドキドキしながらオンラインプリントサービスに出稿したりしもした。

他にも
名刺制作・ホームページ制作・Youtube用の動画撮影など色々とお願いされていて、嬉しい限りだ。

来年はデザイン関連の勉強はもちろん、パソコンが苦手な人のサポートとか、ソーシャルメディアの活用、特にFacebookとUstream(この辺を書き始めるとまた長くなるので、この辺で)とか色々やりたいなと思っている。



- 終わりに -
WiRE:Dのみなさん、重ね重ねお礼を申し上げます。
みんなの手助けのおかげで、今年もいろいろな事に挑戦する事ができました。

よーこさん、デザイナーと歌もやりながらの夜の営業は大変だと思います。
いつもありがとうございます。
僕の大切なサード・プレイスとして楽しんでいます。

「それではみなさん、よいお年を!」と見せかけて、明日22:00にWiRE:Dでお会いしましょう。


WiRE:D IT担当
WiRE:D webコンポーザー 萩野友紀




p.s.
久しぶりにこんな長い文章を書きました。
数えてみると、文字数にして3181字、400字詰め原稿用紙で約8枚にもなりました。

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